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カスタム&パーツ
KAWASAKI Z900RS
OVER RACING PROJECTS

【オーヴァーレーシングプロジェクツ×Z900RS】様々なメーカーとのコラボで足周りを強化。マフラー&スイングアームの種類も豊富

往年のZらしさを大切にしつつ、オーヴァーレーシングらしいテイストでいまっぽく!

ビッグバイクはもちろん、ミニバイクからスクーターまで様々なパーツを手がける一方で、フレームやホイールまでを自社で製作するオーヴァーレーシングプロジェクツ(以下、オーヴァーレーシング)。WEBを検索していくと小排気量バイクのフレームキットなども販売され、他のコンストラクターとは一線を画す。

最近では2021年11月7日に開催されたテイスト・オブ・ツクバの最高峰クラスであるハーキュリーズにもOV-41で参戦。OV-41は、オリジナルフレームにスズキの油冷エンジンを搭載するスペシャルマシンで、常に果敢なチャレンジを続けている。

また、隣接するmoto-JOYでは絶版旧車を手掛け旧車のノウハウも豊富。さらにmoto-JOYとオーヴァーレーシング併催のサーキット走行会“Ast RIDE”を開催するなど、バイクで遊ぶ場所の提供も忘れない。

そんなオーヴァーレーシングが手がけるZ900RSカスタムは、往年のZらしさと近代パーツの融合だ。

「Z900RSは、昔のネイキッドのように何から何まで手に入れないときちんと走らない、なんてことはありませんよね。なので要所要所に今っぽいテイストを入れて楽しんでいただければと思います。足周りには特に力を入れていて、オリジナル商品だけでなく、そのカテゴリーのプロフェッショナルと手を組んで開発しています。クードのアクスルシャフトやナイトロンのサスペンションは、弊社のスイングアームなどとの相性も考慮。走りが楽しくなるアイテムです」と同社で開発を担当する山本さん。

まずはその特徴的な足周りを見てみよう。

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スイングアーム タイプ9
15万6,200円

80mmX40mmの目の字断面、アルミ角メインパイプを使用。ブレーキング時の車体の安定感、旋回時のリヤタイヤの接地感をダイレクトに感じることができる。レーシングスタンドフック標準装備。純正ステップ、ホイール/リヤブレーキキャリパー、チェーンガード対応。他にもスタビライザーの入ったタイプ10と、チェーン引きとスタビライザーの付け根を一体で削り出したより剛性の高いタイプ11を用意する

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モノショック R3 OVER×NITRON
20万4,600円

ナイトロンサスペンションのオーヴァーレーシングエディション。深みのあるブロンズカラーのボディは、潤滑性に優れ、摩擦係数を大幅に低下させるカシマコートによるもの。減衰力は伸び側、圧縮側(高速&低速)の3箇所を調整でき、プリロードと車高調整も可能。オリジナルスイングアームのポテンシャルを引き出すことのできるアイテムでもある

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OVER Racing×KOOD クロモリ Rアクスルシャフト
4万9,500円

オーヴァーレーシングとクードがコラボした、オリジナルスイングアーム専用のアクスルシャフト。スイングアーム交換による効果を最大限まで引き出すことが可能。クロモリ鋼を3層メッキ処理することで、高剛性と高耐久を実現している

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サブフレームキット
ブラック(5万2,800円)、シルバー(4万7,300円)

過去に多くのオリジナルフレームを作り出したオーヴァーレーシングならではの発想で製作。車体剛性を向上させることで、市街地からサーキットまで安定した走りを実現する。ワインディングなどのカーブがもっと楽しくなる、オーヴァーレーシングの自信作。 スライダーとも併用可能。ブラックとシルバーの2種類を用意する。左右セット、40mmx29mmの日の字断面アルミパイプを使用

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スポーツライディング ハンドルキット
ブラック(9万6,800円)、シルバー(9万5,700円)

純正バーエンド高より65mm/75mm(スペーサー使用時)下がり、純正ハンドル幅850mmが約700mmのポジションになる。タイプ2はZ900RS CAFEにも装着可能。Z900RS CAFEの場合35mm/45mm(スペーサー使用時) ダウンとなり、Z900RSの場合は115mm/125mm(スペーサー使用時) ダウン。純正ハンドル幅(Z900RS)850mmが約740~765mmのポジションになる。タイプ2の方が少しポジションが低くなるが、どちらもそれほど極端な前傾姿勢にはならないという。純正ケーブル、ホース、スイッチハウジング対応、ハンドルロック使用可能

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GP-PERFORMANCE フルチタン/チタンカーボン 4-2-1
21万4,000円

中速域の扱いやすさを優先させた4-2-1集合で、エキゾーストパイプは可能な限り等長化。軽快感のあるサイレンサーはカーボンとチタンから選べる。また、付属のプレートでタンデムステップを移設することで、スポーティなサイレンサーレイアウトを実現。STDは、11.7kgだが、こちらは4.8kgに仕上がり、大幅な軽量化を実現。焼き色がないモデルも注文できる。政府認証品マフラー。ちなみにこのマシンに装着されているホイールはオリジナルだが、いまのところ量産の予定はないとのことだ

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フルチタン メガホンマフラー
23万9,800円

スラッシュエンドのメガホンサイレンサーが個性的。オールチタン製で、類を見ない独特なスタイリングを演出する。STDは、11.7kgだが、こちらは4.9kgに仕上がり、大幅な軽量化を実現。JMCA適合ながらも、しっかりと低音の効いた迫力のあるサウンドを約束。H22年騒音規制/H19年排ガス規制対応、政府認証品マフラー

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雑誌RIDE HI NO.8

RIDE HI NO.8では、2022年に50周年を迎える『KAWASAKI Z1』に試乗!

オーヴァーレーシングプロジェクツ
オーヴァーレーシングプロジェクツは、1982年に設立。1984年にはTT-F1マシン、OVの名を冠したオーヴァーレーシンング初のオリジナルマシンOV-01が完成。その後、様々なエンジンを搭載したOVが登場。OV-11にはSRXのシングル、OV-10にはドゥカティ空冷Lツインを搭載する。ヨーロッパのレースでタイトルを獲得し、鈴鹿8耐にも参戦した。完全オリジナルバイクのプロデュースを目指し、現在もR&Dを繰り返す

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協力/ オーヴァーレーシングプロジェクツ
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