技術と情熱で、ライダーの“欲しい”をカタチにする
ケイファクトリーは2018年にZ900RSが発売されると同時に、リヤの2本ショックやフロントに正立フォークを装備した大胆なカスタム車を最速で製作。そしてライダーの要望を取り入れたカスタムパーツを次々と開発・販売してきた。
そんなケイファクトリーの主力製品はエキゾーストシステム。職人がバーナーでパイプを炙って曲げる“手曲げ”のような連続した美しいカーブを、二輪業界初の「3Dベンダー」を駆使した“機械曲げ”で実現した。
この3Dベンダーは、製造した機械メーカーでさえ薄くて硬いチタンパイプを曲げるデータを持っていなかったが、ケイファクトリーが2年の歳月を費やして、独自にチタンマフラーの曲げ加工を可能にした。
そんなケイファクトリーを代表するのが、このZ900RSが装備するCLR-RG+フルエキゾースト:ヘキサゴンサイレンサー。そして、あえてスチールパイプで製作した'70年代の“直管”をイメージさせるCSR+フルエキゾーストマフラーも人気を集める。さらにスリップオンマフラーも豊富にラインナップ。
それではケイファクトリーの技術と情熱が詰まったマフラー、そしてこだわりのパーツ群を見てみよう!
※プライス表記はすべて税込み価格(2021年11月現在)
フルエキゾーストとスリップオン、Z900RS用マフラーを25種以上も揃える!
CLR-RG+
フルエキ:ヘキサゴンサイレンサー(JMCA認証)
29万1,500円
独自の3Dベンダーによって、φ43mmのチタンパイプを連続して曲げたエキゾーストパイプは、バイクから離れて“引いて見た時”のバランスが美しくなるように、フレームやシリンダー、ラジエターや前輪とのクリアランスにもとことんこだわった。4-1に集合し、極太のφ60.5mmのテールパイプに繋がるのはフランジとエンドキャップをジュラルミンから削り出したテーパー&異形六角断面のヘキサゴンサイレンサー。総重量2.3kgと超軽量。重厚なゴールドはバーナーで炙る時間と熱の加え方で生み出すが、熟練職人でないと均一に仕上げるのが困難。加工時にパイプ表面にわずかでも油分が残っていると色ムラになるため、特殊な薬剤を用いて完璧な脱脂が必要で、製作には技術と手間を要する
CSR+フルエキゾーストマフラー
スタンダードタイプ(JMCA認証)
17万3,800円
レトロスポーツに良く似合う、70年代直管スタイルのスチール製集合マフラーも人気が高い。φ42.7mmの極太エキゾーストパイプを3Dベンダーによって手曲げのような柔らかいカーブで曲げ、4-1集合部を経てφ70mmのテールパイプに繋がる。厚いトルクで加速力を増し、直管スタイルながらサウンドは極めてジェントル。フルエキゾーストはこの他にもJMCA認証の車検対応品が4種と、クローズドコース専用品を3種揃える。レーシングパーツとしてエキゾーストパイプのみの販売も行っている
スリップオンマフラー
7万4,800円~9万3,500円
車検対応のスリップオンマフラーはラウンド(真円)/オーバル(楕円)、ショートやロング、テーパー形状のMotoGPタイプ、材質もチタンやカーボンなど、現時点で13種類もラインナップしている
ライディングステップ
6万3,800円
フロントスプロケットカバー
2万8,600円
ジュラルミンを高精度で削り出したライディングステップは4ポジション可変(20mmバック/50mmアップ、20mmバック/60mmアップ、30mmバック/50mmアップ、30mmバック/60mmアップ、)。シフト/ブレーキペダルは転倒時もペダル操作にステップバー損傷の影響が出にくい別軸タイプで、スムーズかつ剛性の高い操作感のベアリング仕様。逆チェンジも可能。カラーはシルバーとブラックを用意。フロントスプロケットカバーには、シャフトのしなりを抑えてスムーズで確実な操作を実現する“チェンジシャフトホルダー”が付属し、ルックスと同時に機能性もアップ。フレームの穴を塞いでドレスアップするフレームプラグは、1台分(左右6カ所)で1万2,100円
ラジエターコアガード
1万9,800円
ラジエターサイドカバー タイプⅡ
1万3,200円
エンジンスライダー
1万2,980円
飛び石や虫の飛来からラジエターのコアを守る。耐久性の高いステンレス製で、前輪からの巻き上げが多い中央部は目が細かく、両サイドは冷却性を考慮した粗目のハニカムメッシュ。サイドカバーは独自のプレス仕上げにより、ラジエターをワイルドに演出する。エンジンスライダーは本体のジュラコンとベースの間に硬質ゴムを挟んだ二重構造で衝撃を吸収
アルミテールカバー
6万3,800円
フェンダーレスキット
6,875円
チタニウムプレートホルダー(8,250円)は別売
“ノーマルのテールカウルは少し短い……”と感じているユーザーに向けて作った、アルミ板を独自のプレス加工を施しバフ仕上げしたテールカバー。付属の両面シールで簡単装着でき、リヤ周りのイメージが大きく変わる。フェンダーレスキットはステンレスに粉体塗装を施し、シンプルな形状に仕上げた。
ハンドルクランプ
1万450円
アルミ削り出しのハンドルバークランプ。左右にタップ(ネジ切り)したM8のサービスホールを備え、ナビやカメラを固定するマウントボールなどをスマートに取り付けられる(写真のマウントボールは付属しない)
ビレットブレーキレバー
2万6,180円
レバーガード
9,350円
転倒時に折損しにくい可倒式のビレットレバーに、ブレーキ時のタッチを調整できるレバー比(2段階)の可変機構を備えたモデル。別売のレバーアジャスターやアジャスタブルワイヤーセットの装着が可能。シルバー、ブラック、ゴールドの3色を用意。レバーガードは左右兼用でクラッチ側にも装着可能で、エンド部はゴールド、ブラック、シルバー、ブルー、レッドの5色
リヤキャリパーサポート
3万1,350円
リヤブレーキをブレンボの2POTキャリパー(84mmピッチ)に換装する際のキャリパーサポート。ケイファクトリーでは他にもZ900RSのフロントフォークをオーリンズの正立に交換する際のブレーキキャリパーサポートや、リヤサスペンションを2本ショックにするためのブラケットなど、マニアックなカスタムを行うのに便利なパーツを多数製作・販売している
雑誌RIDE HI NO.8
RIDE HI NO.8では、2022年に50周年を迎える『KAWASAKI Z1』に試乗!
ケイファクトリー
連続した曲げ加工が可能な「3Dベンダー」を二輪業界で初めて使用し、手曲げに劣らぬ美しい曲線と機械曲げの正確差で高い性能を維持するフルエキゾーストマフラーを製作。ブルーの焼け色付きのマフラーの草分け的存在でもあり、旧車から最新モデルまで膨大なラインナップを誇り、オーダーマフラーの製作も行う。またライディングステップをはじめ、CNCマシンによるビレットパーツも数多く制作する、金属加工のプロフェッショナル