2021年に読まれた「RIDE Knowledge」の記事ベスト5を紹介
バイクのステップを見ると、下側から棒状のパーツが伸びている。これはバンクセンサーといって、バンク角の限界を教えてくれるパーツだ。バイクを深くバンクさせたとき、可変式のバンクセンサーが地面に接地することで荷重を逃し、タイヤが浮くのを防いでくれるのだ。
形状や長さはメーカーによって異なるので、色々なバイクを観察してみると面白いかも!
ステップの下側から突き出した“棒”は何のため?【ライドナレッジ007】
ブレーキフルードのタンクに巻かれている、リストバンドのようなタオル地のカバー。MotoGPマシンも装着しているこのカバーの正体はブレーキ液が飛散したり、滲み出すのを防止するためのれっきとしたレース用アイテムなのだ。
300km/hを出す機会が少ない一般のライダーでも、漏れ出たブレーキフルードが愛車の塗装を傷つけないためにも装着するのは効果的だ。もちろんドレスアップ目的で装着して楽しむのもおすすめ!
なぜブレーキのフルードカップにリストバンドを装着するの?【ライドナレッジ018】
コーナー手前でスロットルを戻してエンブレが効いた時などに、マフラーから“パラパラパラッ!”と音がしたり、少し昔のキャブレター車だと「パンッ」と破裂するような音が聞こえることがある。これはアフターファイアーと呼ばれる現象で、シリンダー内の未燃焼ガスがサイレンサーの中で爆発して起こるものだ。よく混同されるバックファイアーはキャブレターやスロットルボディなど、吸気系から発生するもので、実は異なる現象なのだ。
それぞれの現象が発生する具体的な原因や、トラブルを防ぐためにチェックするべきポイントをご紹介!
アクセルを戻した時に、マフラーから「バラバラバラッ」て音がするけど、これって正常?【ライドナレッジ005】
冬になるとどうしてもバイクに乗る頻度が落ちる。そんなとき、ガソリンは満タンの方が良いか? それとも空に近い方が良いのか?
タンク内に水分が発生し結露を起こすと、タンクの内側がさびるだけでなく、結露で水が溜まりエンジンがかからなくなってしまう。これらを防ぐためには、タンクの中をガソリンで満たし、空気が入り込むことを防ぐ必要があるのだ。
すでにバイクは冬眠中という方も、愛車のガソリンタンクを一度チェックしてみては?
冬、長期で乗らない場合、ガソリンは満タンで保管? 空で保管?【ライドナレッジ012】
多くのバイクの右ハンドルに装備されている“赤いスイッチ”。正式にはエンジンストップスイッチだが、「キルスイッチ」と言った方がピンとくるだろう。キーをOFFにすればエンジンは止まるのに、どうして装備されているのだろうか?
元々はセルスターターを持たないレーシングマシンの装備で、走行終了時にエンジンを切るために必要だったもの。ところがこのキルスイッチ、一般のライダーが普段乗りをする際にも役立つ使い方があった!
キルスイッチは何のため? メインキーOFFと何が違う?【ライドナレッジ013】