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このバイクに注目
HONDA
CB1000 SUPER FOUR
1992~1997model

CB-1にCB1100Rのタンク、そんなイメージに仲間を巻き込んで実現するのもホンダらしさ!【このバイクに注目】

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HONDA

CB-1に残した思いとホンダ直4育ちの意地がPROJECT BIG-1を推進!

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PROJECT BIG-1……1992年にデビューしたホンダの巨大な水冷ネイキッド、CB1000 SUPER FOURの開発スローガンだ。
このスローガンが生まれた背景には、ホンダの開発者たちの思いや意地が詰まっていた。
そもそもは1989年のCB-1。400ccのネイキッドブーム隆盛に、ホンダはエンジンはもとよりハイレベルなフレームをはじめシャシーで、最新ネイキッドを世に送り出したものの、何と空冷で性能はの二の次のゼファーが独り勝ちするのを見せつけられたのだ。
そんな信念の塊だったCB-1に、1980年代のホンダ・スーパースポーツを象徴する存在だったCB1100Rの燃料タンクを載せるデザイナーの構想が持ち上がった。
これをカッコイイと認める流れが、世紀の大ヒットとなったCB400 SUPER FOURへと結びついたのだが、そんな折りにホンダの国内でのイメージが250や400が中心で、ビッグバイクではないという衝撃の調査結果を突きつけられた。

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だったら、そもそものデザイン構想のままに、威風堂々のビッグネイキッドをつくればイイ、それも誰が見ても圧倒される頂点の存在としよう!
これがPROJECT BIG-1のスローガンを生んだのだ。
そして1991年の東京モーターショーへ参考出品として展示する許可を得て、ファンの反応を見て決めようというトコロへ漕ぎ着けた。
果たしてPROJECT BIG-1はスペックは語る必要がなく、ファンの心をガッチリ掴み虜にしたそのオーラは凄まじかった。
冷却フィンのまったくない、ノッペリとしたシリンダーボディが大排気量を象徴してそそり立つ、そのシルエットが「絵」になるバイクにまで高めたのはさすがホンダというほかない。

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エンジンはフラッグシップだったCBR1000Fをベースに、ほぼ直立した武骨な水冷シリンダーを敢えて強調した冷却フィンをいっさい持たない直球勝負。
これが功を奏してCB1100Rフォルムの巨大な燃料タンクと共に「大きく、強く、逞しい存在感」を醸し出している。
とはいえ、これを走らせるとなるとホンダは本格的に乗り込むライダーの要求に応えるハンドリングの仕様を併行して開発、スイングアームを軽量で剛性と粘りのバランスが得られるアルミ角断面とするなど、大きさや重さがライディングのネガティブとならないよう意を尽くしていた。
998ccで93PS/8,500rpm、最大トルク8.6kg-m/6,000rpmと、装備重量260kg(乾燥重量は235kg)の巨体を、スロットルひと捻りで押しまくる超弩級のマッチョなバイクが完成したのだ。

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1992年、待ち焦がれたファンへ向けリリースされたCB1000 SUPER FOURは、赤白のCB1100Rイメージのツートンと、モノトーンで且つ男気なお洒落さもあるガンメタ色もローンチ。瞬く間に大ヒットとなった。
もちろん、ジェントルに走らせればハンドリングが素直そのもので、ホンダならではの安心感も、国内市場で大型バイクとしては記録的なベストセラーを支えていた要素だったのは間違いない。
スポーツバイクは高性能であれば正解というものではない。とくにキャリアを積んだライダーほど、そこまでに感化されたバイクたちに育てられた価値観を持っている。
BIG-1プロジェクトは、そんなユーザーだったデザイナーとエンジニアが想いをカタチにした、まさにファンがつくったファンのためのバイクだった。