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このバイクに注目
YAMAHA
MT-03(5YK/29D)
2006~2013model

イタリアヤマハで生産されたMT-03(660cc)の個性!【このバイクに注目】

XT660のビッグシングルをベースにMTシリーズ第2弾をイタリア・ヤマハからリリース!

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2004年、ヤマハXT660がヨーロッパで人気モデルとなっていた。
SOHC4バルブ660ccの単気筒が、オフ系フォルムながらストリートリーガルな多様性が好評で、新たに流行り出したモタード乗りをイメージさせる個性派スポーツをアピールしていたからだ。

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そして2005年、この勢いをよりタウンユースな「ロードスター・モタード」として提唱するMT-03を10月のパリショーで発表、イタリアで開発・製造されるモデルとして2006年から世界へ向け発売が開始された。

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XT660ベースのエンジンは、100mm×84mmとビッグボア、ドライサンプのオイルタンクをSRX600と同じにエンジン前方へマウント、ダイアモンド・タイプのフレームでエンジン右横にはリヤサスを水平にマウントしてして質量の集中化をはかっていた。

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MTシリーズは、当時既に巨大VツインのMT-01がリリースされていて、この「鼓動」コンセプトを受け継ぐミドルクラスという設定になっていた。
ご覧になればすぐわかるように、2018年からの320ccで同名の「MT-03」とは何の脈絡もない。

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XT660がオンロードタイヤを装着して、流行りの兆候をみせていたモタード乗りをイメージさせていた流れと、MT-01のスリムな車体ながら2本のビッグサイレンサーが突き出たスタイルとの融合で、XT660よりさらにストリートリーガルをアピールした新進気鋭モデルとして大きな期待を寄せていた。

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しかしこのモタード流のカルチャーは、その後は街中を闊歩するバイクとして相応しいと思われるまで浸透できずにいた。
ミドルクラスとはいえ、スリムさとコンパクトさはXT660より車格を小さく見せてしまい、MT-01デザイン・コンセプトがいまひとつ理解されない状況もあって、カテゴリーとしてどこに位置づけられるバイクなのかをイメージしにくかったようだ。

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イヤーモデルでカラーリングやグラフィックで、ポップでカジュアルなイメージも加えられたが、いま見ると最新バイクとして違和感のない佇まいだが、当時は受け容れにくい印象が定着してしまった。
こうしてイタリア・ヤマハでの製造も2013年に終了することになり、期待されたメジャー機種にまで育つことなく終焉を迎えることとなった。
XT660のヒットは、アクティブさと底流に流れはじめたモタード風にラフなライディング・スタイルを街中でアピールするマイノリティさがウケたので、多くが乗る前提のメジャースポーツとなると違和感が先に立ってしまい多くのニーズには向いていないのが明らかだった。
しかし、いまならこのマイノリティさがむしろ用途の幅広さを感じさせて受け容れられる、そんな気がする時期尚早のデザイン・コンセプトだった。