1996年、フランスでイクソンというブランドが誕生した。世界的モーターサイクルアパレルブランドを目標に急成長し、今季はMotoGPクラスで5人のライダーが着用。その中には日本人唯一のMotoGPライダーである中上貴晶選手も含まれている。レース界でも存在感を放つ、その魅力とは……。
2021年2月、日本人唯一のMotoGPライダーである中上貴晶選手とイクソンがライダー契約を交わした。
今シーズンより日本でも本格的に展開するイクソンは、96年創業の若手ブランド。創業者のティエリ・マニゲ氏は、25歳のときバックパッカーで世界中を旅し、国ごとに文化や経済があり、異なることを痛感。そして「何かやらねば」と奮起し、イクソンを立ち上げた。
ブランド設立当初から、世界を見据えていた。だからこそMotoGPへの挑戦も果敢なく攻めていき、多くのライダーと共に歩んできた。その本気度は高く、いまでは経験値の高いレーシングサービスのスタッフや、バイク専用のエアバックの開発に長けたスタッフが参画。確かなものづくりで、イタリアのアルパインスターズやダイネーゼにつぐ第3勢力として、MotoGP界でも存在感を発揮している。
日本のレースファンを増やしたい思いから、中上選手と契約を締結。レース界への想いは深く熱い。
そして待望の春夏ウエアが上陸。日本語対応のWEBサイトもオープンした。 商品はモトサロンやライコランドで見ることも可能だ。
中上貴晶
1992年生まれ。’12年から再び世界選手権Moto2クラスに参戦を開始。’18年にLCRホンダ・イデミツからMotoGPクラスにデビュー。’20年は4位を2回、ポールを1回獲得、ランキング10位。2021年、念願の最新型ホンダRC213Vを獲得し、イクソンのレーシングスーツでMotoGPを戦う
MotoGPやMotoEなどレース界で34名のライダーが着用
MotoGPでは中上の他に、KTMのブラッド・ビンダーやミゲル・オリベイラ、アプリリアのアレイシ・エスパルガロ、ドゥカティのティト・ラバトがイクソンのレーシングスーツを愛用。現在は約70カ国でプロダクトを販売し、確固たる地位を築いている
プロテクター装備のテキスタイルジャケット
SPRINTER A/2万4,200円
肩や肘、胸や背面にもプロテクターを装備したジャケット。ブラックを基調にしたシャープなライン使いで、5つのカラーをラインナップ。透湿防水のテキスタイルを採用
レーシーなグローブを着こなしのポイントに
RS GENIUS REPLICA/2万4,200円
柔軟性のある山羊革を使い、ライニングにはメッシュとデュポン社製ケブラーを採用。ブランドロゴをあしらった手首には、伸縮性構造のストラップクロージャーシステムを搭載
スリップや摩擦防止に優れるミシュラン専用ソールを採用
BULL WP/2万2,880円
フランスブランドらしく、ソールにはミシュランを採用。片手で回すだけでベストなフィット感をもたらすダイヤル式のATOPシステムで着脱も容易に。つま先、かかと、ギヤパッドも強化
スタイリッシュなレディスラインも人気
COOL AIR L A/1万9,250円
腕とスリーブ、ウエストに調整機能がついたジャケットは、フィットする快適な着心地を実現。シンプルなデザインながらも、美しいシルエットの着こなしをかなえてくれる
IXON取り扱い店舗
実際のライコランドTOKYOBAY東雲店のIXONコーナー。日本のカタログに掲載されているアイテムはすべて取り扱っている
ライコランドTOKYOBAY東雲店
東京のベイエリアにある都内屈指の大型バイクパーツ用品総合専門店
IXON
イクソンは1996年にフランスで生まれたバイク用アパレルブランド。レーシングスーツからツーリングウエア、グローブ、シューズなどと、ライダー用のウエアを制作している。レーシングシーンでは、2021年シーズンMotoGPクラスでイクソンを着用するライダーは5人。実はアルパインスターズ、ダイネーゼに次ぐ3番目の勢力を持つレーシングスーツメーカーとなっている。