バイク趣味の“新しい扉”を開こう
「サーキットを走ってみたい」。それはスポーツバイクに乗るライダーの多くが思い描く“夢”。とはいえ、周りは上手くて飛ばす人ばかりだったらどうしよう、自分なんかが走ったら邪魔にならないか、どんなラインで走れば良いのかわからない……等々、心のハードルが高くて、なかなか“最初の一歩”が踏み出せない。しかし、そんなライダーにこそ参加して欲しいのが、バイクギャザリング(バイギャザ)だ。
参加者の排気量も年齢層もキャリアも様々
9月19日に袖ケ浦フォレストレースウェイで開催された第1回バイギャザ。そこには初めてのサーキット、いわゆる“サーキットデビュー”を飾ったライダーが10名もいた。乗っているバイクは国産・外車を問わず、排気量や年式も様々で、もちろんライダーの年齢やバイク歴も異なる。でも、そんなことは関係なく、楽しむ気持ちがあれば誰だって参加できる。
安全に楽しむためのブリーフィング
走行前のブリーフィングはたっぷり時間をかけて、フラッグ説明やサーキットの走行ルールを解説し、安全に走るためのラインの取り方なども伝授。また、無理な抜き方や追い越しをしないなど、初心者をビックリさせない走り方も伝える。バイギャザは、レースでもタイムを詰める練習走行でもなく、皆が気持ちよくスポーツ走行を楽しむ催しなので、このブリーフィング内容も大きな特色だ。
走行前にはサーキット走行のルールを解説するブリーフィングを開催。コース上に速度制限はないが、コースイン&アウトやフラッグなどのルールがあるからこそ安全に走れるのだ
慣熟走行で徐々にサーキットに慣れていく
走行枠は15分×6本だが、そのうち午前中の2本は先導付きの慣熟走行。とくに初めてサーキットを走るエントリークラスは、最初は公道のツーリングと同等以下のユックリペースで周回して、身体と心を徐々にサーキットに慣らしていく。さらに走行を終えてパドックに戻った際には、ネモケンと編集長・小川が各ライダーの不安や疑問に応対。1本目の走行前は、少なからず緊張していた初サーキットのライダーたちも、慣熟走行が終わる頃には笑顔が溢れてきた!
慣熟走行直後に疑問を解消。ライン取りの意味や回転数などなど様々な質問が飛び交う。「こんな質問をしたら恥ずかしいかも……」そんな遠慮はなしで
自由に走っても良し、先導を希望しても良し!
午後からは、いよいよフリー走行。ついにサーキットを思いっ切り走る時が来た! とはいえ「ひとりで走るのは、まだ不安」という方は、先導を希望すれば大丈夫。
ちなみにバイギャザでは、どの走行クラスでも先導希望できる。一流のインストラクターが、ライダーの走行ペースに合わせて先導してくれるから、安全にスキルアップできるのだ。
ライテクや愛車の性能を試せる
サーキットは対向車や交差点もなく、同じコーナーを何度も繰り返し走れるから、ルールとマナーを守って走れば安全にテクニックを磨くことができるし、公道では試すことのできない愛車の性能も体感できる。同じ場所を同じ条件で走れるから、バイクが装備する電子デバイスの効果やサスペンションのセッティングによる乗り味の違いも分かりやすい。愛車のポテンシャルやバイクの楽しさや凄さに気づくことも多い。
サーキットを丸一日走れるため、皆さんみるみる上達。「タイヤが端まで使えた!」「もうちょっとで膝が擦れるかも……」皆さんとても楽しそうだ
またサーキットで会いましょう!
というワケで、バイクギャザリングで念願のサーキットデビューを果たしたライダーの皆さん、あらためておめでとうございます。これを機会に、サーキット走行の楽しさやスポーツライディングの奥深さに気づいていただけたら幸いです。そしてまた、一緒にサーキットで遊びましょう!
スタッフ一同、皆さんの笑顔に会えることを楽しみに、次回11月3日(祝・火)のコンテンツを準備中。
この日の自分の走りを見てみたい! という方に走行写真も販売中!
スマホやパソコンの壁紙に、またSNSの投稿や、年賀状にもオススメです!(https://ride-hi.stores.jp/)
次回、バイクギャザリングは11月3日(祝・火)に開催。
申し込みはこちらから
※イベントのコンテンツや先導ライダーは開催日によって変更します
- 更新日
- 2022/04/22
- 公開日
- 2020/10/17