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日本中からイタリアンバイクが勢揃い! 目指すは、日本版のWDW!【パニガーレMTG & モーターサイクルアートMTG】

いま、日本でいちばんイタリアンバイクが集うイベント!

2021年11月7日(日)、静岡県浜松市に位置する浜名湖ガーデンパークにて、パニガーレミーティング(ドゥカティ パニガーレシリーズのミーティング)とモーターサイクルアートミーティング(MVアグスタのミーティング)が開催された。

天候は晴れ、最高気温約20℃・最低気温約14℃でとても過ごしやすい気候のなか、およそ300台ものイタリアンバイクが集結した。
本来であれば、2021年9月12日(日)に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症対策のため2カ月延期されての開催となった。

まず、会場に入って驚くのが、イタリアンレッドに染まる駐輪場だ。各車種ごとに整然と並べられたパニガーレシリーズやその他モデルのドゥカティの車両たち、そしてMVアグスタも車種ごとに整列している姿に圧倒された。こんなにもイタリアンバイクが集まっているイベントは筆者は初めて参加したので、とても驚いた。

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パニガーレシリーズを筆頭に、各種ドゥカティのモデルが勢揃いしていた。駐車位置は、「V4」「V2」「スクランブラー」といったように車種ごとに分けられ、気持ちよく整列していた

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モーターサイクルアートミーティングに参加する車両はすべてMVアグスタ。走る宝石と言われる車両たちが、一堂に会する。そして、キレイに保たれている車両が多かったのも印象的だった

バイクが大好きな人達が、バイクが大好きな人達を惹き寄せる

このような大規模なイベントは、メーカーやショップ、イベント会社などが主催していることが多いが、このイベントは違う。
第3回を迎えたパニガーレMTGそして第2回を迎えたモーターサイクルアートMTG、どちらも有志のボランティアが集まり運営をしているのだ。

今回の両MTGのボランティアスタッフの数はなんと40名。「みんなで楽しもうよ!」という気持ちで集まり、利害関係がないからこそ楽しんでやれているのだと主催者の菅沼さんは語ってくれた。

毎年、少しずつ規模が大きくなり、参加者だけでなく出展も増え、今回はなんと15以上ものメーカー・ショップがテントを構えていた。
なんと言っても、会場中央に鎮座するドゥカティとMVアグスタの2台のステージトラックが並んでいる姿は、まるでモーターサイクルショーの野外ステージさながらだ。

そして、またまた驚かされるのが、ここに集まったほとんどの参加者が以前参加した友人からの誘いや、SNSでのつながりで来場しているということ。そのため、若いライダーが多い印象を受けた。

菅沼さんに将来の展望を聞くと、将来的には日本版のWDW(ワールド・ドゥカティ・ウィーク:2年に1度ドゥカティの本社があるイタリアのミサノサーキットで開催されるドゥカティスタのための祭典。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で2018年最後の開催からいまだ開催できておらず、2022年7月の開催予定が第11回となる予定だ)のような存在になりたいとのことだった。

バイクが大好きだから集まる仲間たちが、周りを巻き込みながら楽しんでいる姿はとても気持ちが良かった。そんな主催者たちの雰囲気のおかげで多くの参加者や出展者たちが集まってくるのだと感じさせられた。

ライダーによる、ライダーのためのイベントとして、末永く続いてほしいイベントだ。

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パニガーレMTG
田中さん(35) 899 パニガーレ

パニガーレMTGには、第2回から参加 。愛車はドゥカティ 899パニガーレ。最初は赤を買ったのだが紆余曲折あり、全塗装して今の色になったのだそう。カスタムもキャリパー以外はほとんど変更しているという

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パニガーレMTG
裕さん(23) 959パニガーレ

大型免許取得後、初めての大型バイクはドゥカティのスーパースポーツだったが、もっとスポーティなバイクに乗りたいと思い959パニガーレに乗り換えた。納車されてからまだ数カ月でまだまだ色んな所に行ってみたいという。MTGには友達に誘われて来場したのだそう

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モーターサイクルアートMTG
なーちゃんさん(左)こうすけさん(右・26)

夫婦でモーターサイクルアートMTGに参加していたお二人。なーちゃんさんはMVアグスタのF4に乗り、こうすけさんはカワサキ車に乗る。他のメーカーのバイクで来ても一緒に楽しめるのもこのミーティングのよいところだ。なーちゃんさんは、初めての大型バイクとして国産の600ccスーパースポーツを探しに訪れたバイクショップでこのカラーリングのF4にひとめぼれ。カッコいいので多少大変でも気にならないと、愛車を純粋に楽しんでいた。ミーティングに参加したきっかけは、他のMVアグスタのイベントに参加した際に、こんなイベントあるよと教えてもらったからだそう

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運営スタッフの皆様

手前、右から二番目の方が主催者の菅沼さん。運営するスタッフも楽しんでいるからこそ、参加者も楽しんで、盛り上がるイベントとなっているのだろう

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ドゥカティは、ステージトラックの他にも顔出しパネルなどのブースも出ていた

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MVアグスタのステージトラックには、新型車両がずらりと並べられていた

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ここ数年、これだけのメーカーやショップが出展しているイベントは、久しぶりに見た気がする