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このバイクに注目
SUZUKI
GSX250S KATANA / GSX400S KATANA
1991model / 1992model

400や250で10年後に復刻したKATANAデザイン【このバイクに注目】

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スズキ

1981年デビューのKATANAは不朽の名車!

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スズキといえばKATANA……国産4メーカーが揃ってビッグバイクへチャレンジした1970年代を経た後、スペック勝負ではなくひとりバイクの独創性、オリジナリティの強いどこにもない個性をアピールしたKATANAは、まさに1980年代に不動の存在と化した。

このKATANAのネーミングの強さに、スズキは1982年からGSX400EやGSX250Eの2気筒ネイキッドスポーツにKATANAのネーミングを冠した。
しかしKATANAという名前は、ハンス・ムートによる「刀」のイメージしかないと思うファンが圧倒的。

その後400と250にも4気筒ネイキッドスポーツも登場したが、そうなればなるほどKATANAの400版と250版を望むファンの声が膨らむばかり。

その熱いファンの気持ちに、何とGSX1100Sデビューから10年後、遂にスズキが応えたのだ。

ファンからの根強い要望に、遂に250と400にNewモデルを発売!

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1991年にGSX250S KATANAが、そして1992年にGSX400S KATANAと、まさにオリジナルのイメージをそのまま受け継ぐ新機種としてのデビューを果たしたのだ。
これには、正直ファンも驚いた。

250Sは、バンディット250をベースに新設計した軽量・高性能な250cc水冷4気筒DOHC16バルブエンジンを搭載。
最高出力は40ps/13500pmだが、低・中速を重視したセッティングとし、市街地などでの乗りやすさを確保。
水冷エンジンに空冷のような冷却用のフィンを設けるなど、オリジナルの持つ雰囲気を可能なかぎり受け継いだ構成となっていた。

それでも排気効率を優先して4into1マフラーとするなど250S独自のルックスとしたり、リザーバータンク付2本ショックのリヤサスペンションなどトラディショナルなスタイルとの両立もはかっていた。

因みに前後17インチと最新サイズでホイールは3本スタイルと、ここだけはコストや最新ハンドリングへのこだわりで妥協せざるを得なかったようだ。

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GSX400Sもオリジナルデザインを正確に再現しつつ、水冷4気筒DOHC16バルブエンジンは53ps/10500pmの最高出力ながらトルク重視型。
こちらも水冷エンジンでもシリンダーとヘッドに冷却フィンを持ち、タイヤもフロント18インチ、リヤ17インチとGSX1100Sよりはサイズダウンしながら見た目のバランスに近いモノを感じさせていた。

そして期待通り、その人気は400ccクラスで圧倒的なレベルを誇り、レプリカ離れを促進した1台でもあった。

元祖GSX1100Sも1994年に国内向けモデル登場!

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そんなKATANA人気が10年の歳月を経ても、また盛り上がっているタイミングで、国内向けの大型バイク排気量制限の撤廃があり、1994年にGSX1100Sがあらためて新発売となったのだ。

空冷DOHC16バルブで、95ps/8500rpmと8.6kgm/4000rpmと扱いやすさに重点が置かれ、新機構としてパワーアシストクラッチの採用でクラッチレバーの重さを軽減。
また油温を安定させるオイルクーラー、リヤクッションユニットへの別体タンク付倒立ガスショックアブソーバーの採用など、より熟成させてもいた。

かくして250、400、そして1100とKATANAはあらためて国内向けにラインナップを形成、GSX1100Sは最終の2000年モデルまで生産された。
因みにGSX250S KATANAとGSX400S KATANAも、共に1998年まで生産されたほどの人気車種だった。

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