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カスタム&パーツ
SCUDERIA OKUMURA
ME ダンピングチューニング

知らないと損!? サスのチューンで不安解消&楽しさ倍増【カスタム&パーツ】

衝撃の突き上げがなく路面の小さな凹凸は伝わる、
心地よく自信が高まる楽しさ。
早くからこうしておくべきだったと後悔するに違いない!

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サスペンションは経験を積まないと、善し悪しさえもわからない……そう思い込んで、関心が遠のいているライダーが多い。 ではなぜスポーツバイクが、ハイエンドモデルになるほど、高価なサスペンションを装着しているのか……それは高度なメカニズムでショックの吸収や路面追従性が段違いに良くなるからだ。
でも自分はそんなに飛ばさないし、そんな高度なサスなど宝の持ち腐れ。そう思いがちだが、実はキャリアの浅いライダーほどその恩恵をうける。

たとえば、今回サスペンションのフルメンテナンス(オーバーホール)やMEダンピングチューニングを施したモンスター796を比較試乗すると、その違いの大きさに衝撃をうける。

2011~2014年あたりにドゥカティ主力機種だったモンスター796は、正直にいって前後サスにコストをかけていない。
そのためフロントフォークは倒立タイプで剛性感はあるが、路面の凸凹が一定以上になるとハンドルへ突き上げが伝わり、キャリアのあるライダーなら確かな剛性感から気にせず走り続けるが、不安に感じるライダーはペースダウンするはず。

それがスクーデリアオクムラのMEダンピングチューニングを施したフォークだと、最新のトップエンドで装着されるものと変わらない、突き上げは抑えられ路面の小さな凹凸でバネ下が忙しく動いているのは伝わってくる。
安心できて情報のある状態は、心地よく余計な気を遣わずに済むので走りを楽しむ余裕が生まれる。

リヤサスもすべてが上下動が少なく、それでいてトラクションでスロットルが開いた瞬間から、ジワッと人間の感性に馴染みやすいレスポンスで路面を蹴る安心で醍醐味を楽しめる快感と浸る、その違いはあまりにも明確だ。
いわゆる良いモノに触れてる満足感、より速く走りたい要求にはもちろん応えてくれるが、ペースアップせずとも、懐の深い安定感をタップリ楽しませてくれるクオリティが嬉しい。

メニューはいくつか選択できて、
オーバーホールでさえリセットではなく
愛車の走りをグレードアップできる!

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サスペンションは期間で2年、距離で1万キロも走れば、かなり劣化する。わかりやすくいえば、すり減ったタイヤと同じでメンテナンスを必要としているのだ。

とくに性能を左右する減衰力を発生するダンパー部分は、水鉄砲と同じ原理で小さな通路にオイルが通るときの抵抗を利用しているため、このオイルを外部へ漏らさない役割のオイルシールから、ストロークする度にどうしても若干は引きずり出され外気に触れ乾いてしまう、つまりダンパーオイルは減り続ける宿命にある。

またダンパの筒の中でスライドするピストンや外壁と触れるスプリングなどが、擦れることで生じる金属粉やスラッジでエンジンオイルのようにダンパーオイルも汚れてダンピング性能もスムーズではなくなる。

これらをオーバーホール(フルメンテナンス)することで、スクーデリアオクムラでは超音波洗浄から摩耗部分の交換やパーツを磨くなど、繊細な気配りでオリジナル以上の次元の高い性能まで高めているのだ。
そのためこのオーバーホールした後に試乗すると、新車のときよりレベルの高い吸収性能と繊細な路面追従性が楽しめるのがわかる。

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MEダンピングチューニングと
ペンスキーのリヤサスで、
10年以上前のマシンでも最新の繊細な走りに!

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もちろん冒頭で触れた前後サスを、スクーデリアオクムラのハイエンドへグレードアップすれば、フロントフォークでたとえれば3倍以上コストのかかる最上級クラスと同等レベルの性能へ引き上げることが可能だ。
モンスター796のように、必要最小限の単純構造のダンパーを、前後とも大きなストロークと繊細な作動とを両立できる構造へグレードアップする効果は、まるで別次元の性能となるので効果は誰にでもわかるほど大きく違ってくる。
またインナーチューブをチタンコートして、スライドの摺動抵抗を減らしてスムーズな作動と、跳ね石などで表面に傷がつきオイルシールへダメージを与えるのを防ぐ効果や、内側もコーティングしたりスプリングのバフ加工など、これもプロレベルで様々なメニューが用意されている。

試乗したモンスター796でも痛感させられたのは、10年程度だとエンジン特性などむしろ最新のバイクより親しみやすい特性だったりするので、これに最新レベルの足回りがセットされることで、いまでは買えない質の楽しめるスポーツバイクを手にすることができる。

またスクーデリアオクムラのHPをご覧になれば、20年以上も前のバイクでもフルメンテからチューンナップまで様々な機種での実績があるのがわかる。
’80年代後半から’90年代にかけての国産スポーツバイクで優れたハンドリングだった機種など、サスを甦らせる、もしくはクレードアップすれば、当時でも味わえなかった悦楽の走りが堪能できるというわけだ。
サスペンションが、意外なほど可能性を秘めているゾーンであるのをお忘れなく!

詳しくはスクーデリアオクムラのHPそして、

YouTube「RIDE HI No.11」で動画をご覧になれます。

00:24:08 に収録(サスメンテ&グレードアップ:スクーデリアオクムラ)