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【バレンティーノ・ロッシ引退】26年の世界グランプリ人生に終止符

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MICHELIN
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現役レジェンドが引退する……

2021年、42歳のバレンティーノ・ロッシは26回目の世界グランプリシーズンをスタートさせた。
イタリアのスーパースターであるロッシ。1996年にスタートしたそのキャリアは125cc、250cc、500cc、MotoGPクラスを通じ413回(2020年まで)のグランプリに出場、115回の優勝と235回の表彰台を獲得してきた。しかし、ロッシが最後に勝ったのは2017年の6月のアッセンまで遡らなければならない。

2021年、6月のオランダGPでは「来年のことはこれからの結果次第で夏休みに決めようと思う。表彰台を目指せる強さがあればもう1年続ける。そうでなければナシだね」とコメント。
8月のチェコGPの前夜は「モーターサイクルのレースをするのが好きだからここにいるんだ」とコメントしていた。

しかし、2021年のMotoGP後半戦の初戦となるスティリアGPで引退を発表。ロッシは2021年限りで現役生活にピリオドを打つことを決めた。

どこかでペトロナス継続は無理でもVR46でルカ・マリーニと乗ってくれるんじゃないか……と期待していたが、それは叶わなかった。

日本で最後の走りを見れないのが残念

ロッシの最高峰クラスのキャリアは2000年にホンダでスタート。2002年には最高峰クラスが2ストロークの500ccから4ストローク990ccのMotoGP(2ストロークと混走)となり、そこからは圧倒的な強さを披露。ライバルもたくさんいた。マックス・ビアッジ、セテ・ジベルノー、ケーシー・ストーナー、ニッキー・ヘイデン、ホルヘ・ロレンソ、マルク・マルケス……世代によって思い出すレースは様々だし、印象に残っているレースはひとつではないはず。

確かに、ここ数年はタイトル争いの候補ではなかったが、ロッシが築いてきた数々の記録が塗り替えられていくことはそうそうないだろう。

いまとなっては42歳まで走りを見せてくれたことに感謝したいが、日本のファンとしては最後の走りを実際に見ることができなかったのが残念でならない。

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