ベターではなくベストを追求するビモータ。そこには合理性を追求した“美”がある
1973年にハンドメイドバイクメーカーとして誕生したイタリアのビモータ。様々なエンジンを搭載したシャシーは、量産車にありがちな妥協はなく、理想のアライメントを追求。これが卓越したハンドリングを披露し、そのマニアックさが多くのファンを産んできた。昔から大量生産に向かないハンドメイドな物づくりを手がけ、カワサキ傘下になった今もそのスタンスは変わらない。
そんなビモータのミーティングを5/8に袖ケ浦フォレストレースウェイで開催。
オーナーさんはもちろん、ビモータを近くで見たことがない、という方も大歓迎。他のメーカーにはない独特の感性は、バイク好きを無条件で納得させる説得力がある。スタイリングだけでなく、フレームの溶接跡やスイングアームの裏側など、そのディテールはいつまで見ていても飽きないはず。純正でアルミ削り出しやカーボンパーツをここまで多用し、その製法にこだわるメーカーは他にない。
TESI 3DCR Speciale
モトコルセのコンプリートバイクテージ3Dネイキッド。エンジンはドゥカティの空冷Lツインを搭載している
BB3 CR SBK Replica / DB8CR Speciale
BMW S1000RRのエンジンを搭載したBB3とドゥカティの水冷Lツインを搭載するDB8。どちらもモトコルセの手が入るコンプリートバイク。今からどんなビモータが集まるか楽しみだ
ビモータトークショーも開催!
RIDE HIプロデューサーの根本 健が1970年代から見てきたビモータの面白さを紹介。
元々は暖房などの設備工事の会社だったことや、ビアンキ、モーリ、タンブリーニの3名の頭文字を取ってメーカー名になったことなど、ビモータの原点から語っていく。
日本でいちばんビモータに試乗している根本がビモータトークショーを開催。ビモータの話、そしてハブセンターステアのマニアックな話を聞くことができる
最新ビモータ『TESI H2』も展示。走行シーンも見れるかも!?
2021年、上陸したばかりの最新ビモータが世界限定250台のTESE H2だ。カワサキ資本になってから初めてのモデルで、エンジンはスーパーチャージャー付きのカワサキH2。そのエンジンから前後にスイングアームが生え、オールカーボンボディが迫力だ。この日は、このTESI H2も展示。天候次第では走行シーンもご覧いただけるはず。実写を目の前にしたら、ビモータの美学に圧倒されるはず。スイングアームの裏側やボディの合わせ目の美しさなどにも注目していただきたい。
世界限定250台のTESI H2。まだ見たことのない方はこの機会に触れてみよう。写真からは感じられないオーラに圧倒されるに違いない
天候次第だが、走行シーンも見れるかも。独自機構の走りやそのエキゾーストノートを感じていただきたい
ボディパーツはすべてカーボン。これほどインパクトのあるバイクはしばらく登場しないような気がする……
ビモータは38年前からこのハブセンターステアを開発、研究をし続けている。そのメリットや特長はぜひトークショーで!
アルミ削り出しで製作されていることがわかるスイングアームの裏側。しかもセンター部分とアーム部分は溶接されていない。その不思議もビモータミーティングで解明していただければと思う
本来リヤサスがマウントされそうな場所に2本のサスが並ぶ。左がフロント、右がリヤで複雑だが合理的なシステムでフロントサスペンションを作動させている。本当にいつまで見ていても飽きないバイクなのだ
イベントについて
- 入場無料のスペシャルセール「ダイネーゼ祭り」
- 別途申し込みが必要なサーキット走行会「DAINESE Presents BIKE GATHERING.004」
詳しくは、各ページをご覧ください
- 更新日
- 2022/04/04
- 公開日
- 2021/04/20