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カスタム&パーツ
DUCATI X DIAVEL

SF映画から飛び出してきたような、世界に一台だけのドゥカティ!【ラフクラフト×Xディアベル】

すべてのバイクがおもちゃのように見えてしまう2mの大男からの依頼……

台湾のラフクラフトは、海外のカスタムショーでタイトルを取る実力派のカスタムショップ。しかし、台湾のカスタムに対する規制が厳しいため、そのオーダーの9割が海外からのものだという。

そんなラフクラフトに身長2mのオーナーから「自分にふさわしいバイクを1台作って欲しい」という依頼があった。そして完成したのが、ドゥカティ Xディアベルをベースにした“フラットアウトタイタン”だ。

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力強さを感じさせるカーボンの外装が印象的

巨大な車体だけど快適なライディングポジション

まず、2mの身長の男が跨っても違和感がないように、シートレールを加工し、シートカウルも製作。シート高を755mmから880mmにした。
ハンドルはフラットなバーハンドルで、快適なライディングポジションを実現させている。
こうすることでXディアベルが、まるでフラットトラックマシンのような姿になってしまうから驚きだ。

このバイクがもともとXディアベルであったことを感じさせるのは、そのLツインエンジンと片持ちスイングアームくらいだろう。

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ドゥカティ伝統のLツインエンジンにXディアベルの面影を残す

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片持ちのスイングアームとベルトドライブ

最新のバイクのカスタムは電子制御系の調整が難しい

このカスタム車両を作り上げた葉韋廷(Winston Yeh)さんは電子制御の調整が一番難しかったと語る。ヘッドライトとテールランプを変更しようとしただけで、メーターのインジケーターがうまく機能しなくなるなど不具合が起きたそうだ。しかし、最終的にはすべての電子制御を正常に機能させることができた。

ラフクラフトの経験と技術力があってこその最新バイクのカスタムコンプリートマシンなのだ。

街でこのSF映画に出てきそうな超巨大な“フラットアウトタイタン”とすれ違ったら、視線を釘付けにさせられるはずだ……!

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ROUGH CRAFTS
台湾のカスタムビルダー。規制の厳しい台湾でなく、主に欧州で有名。代表の葉韋廷(Winston Yeh)さんがアメリカで有名カスタムビルダーのローランド・サンズに出会ったことがラフクラフト設立につながる。海外の様々なカスタムショーでタイトルを獲得、ヤマハヤードビルトも手掛けた。

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