bitord_jbpowerz1_z1000r1_221205_main.jpg
カスタム&パーツ
BITO R&D
JB-POWER Z1/Z1000R1

レジェンドZ1やZ1000R1を甦らせるBITO R&Dの最新テクノロジーを駆使したパフォーマンス!【カスタム&パーツ】

Photos:
高野泰昭 

まさかの現代マシンと同じに楽しめる高次元性能、
復元ではなく最新チューンナップで
乗るひとの感性に馴染む贅沢パフォーマンス!

bitord_jbpowerz1_z1000r1_221205_01

いまカワサキZ1にはじまる’70年代の日本製4気筒ビッグマシン創成期マシンに人気が沸騰している。
先行する海外ブランドを一気に追い抜こうと開発した4気筒勢には、エンジニアたちの並々ならぬ熱い想いが込められ、パフォーマンスはもとより、そのいかにも大型オートバイの原点を感じさせる佇まいが、大きな魅力となっているのは間違いない。
といったブームの中で、40年以上50年近いレジェンドバイクを入手するのも困難だが、それをまともに走らせるのも至難の業だ。

しかし、そんな熱きファンの夢をかなえるのはBITO R&DによるJB-POWERコンプリートマシン。
エンジンはクランクシャフトからピストンにシリンダー、もちろんカムシャフトにキャブレターやマフラーまで、オリジナルを再生レベル以上に、もしくは排気量をアップする最新テクノロジーで開発した製品で構成、それはホイールや前後サスペンションの足回りにも及ぶ、すべてに手を入れた珠玉の一台となっている。

最新ネイキッドと互角に走る、
それは大袈裟でなく醍醐味と安心感の至福の時

bitord_jbpowerz1_z1000r1_221205_02

φ76mmまでボアアップ(1.197ccへ拡大)まで選べる排気量から想像できるように、低回転域のトルクが逞しく発進からeasyライディングの歓迎を受け、そこからレーシングキャブレターが装着されているにも係わらず、スロットル操作はまるで最新インジェクションと変わらない神経質な面ゼロの扱いやすさ。
唯一アイドリング回転域でガバ開けだけはさすがに加速しないが、中速域から高回転域までのまずトルク感たっぷりで吸気速度が上がるにつれ、クォーッと伸びに持ち込んでいくハイチューン4気筒感覚は垂涎もの。
パッと全閉へ戻し、次に開けていくレスポンスの感性に馴染む立ち上がりがたまらない。従順な力量感の増大と、いかにも後輪が路面を蹴る曲がれるトラクションアライメントやサスペンションの設定も見事。

bitord_jbpowerz1_z1000r1_221205_03

またリーンをしていく際のフロントまわりが、さすがのステアバランスで落ち着いた安定感をベースに過敏すぎない回頭性で、心地よいニュートラルより僅かにアンダー気味の安心感に浸れるコーナリングアプローチが味わえる。
これで半世紀も前のバイク?こればかりは試乗しないと伝わらないだろうが、最新ネイキッドより完成度が高い走りに、唯々感銘するばかりだった。

それもこれも、すべてはBITO R&Dを主宰する美藤さんの経験とフィロソフィに基づくものだ。アメリカツーリング中にZ2のチェーン交換で立ち寄ったヨシムラで、レーシングメカニックの道を歩むことになり、ヨーロッパの耐久レースや世界GPでワークスマシンに携わり、トップライダーでも扱いやすい過渡特性に設定していかないと速く走れない事実を完全掌握、この揺るぎない根拠から一般へ向けたチューンでも妥協しない究極を目指す考えを徹底してきた。
その乗りやすさは、様々なバイクに乗ってきたライダーならば、ビギナーにも優しくベテランには楽しめる高次元なレベルとして評価できる筈。

BITO R&Dではこのコンプリートマシンもオーダーできるが、その構成しているパーツ類も購入できる。
Z1に関してはコチラをチェック!

ローソンレプリカならではの、
悦楽のダッシュ力と落ち着いたハンドリング
行き過ぎないよう自分を抑える大人ゴコロが必要!

bitord_jbpowerz1_z1000r1_221205_04

Z1から破竹の勢いで世界を席巻、AMAのスーパーバイクがアップハンドルのネイキッドで競われる’80年代初頭のタイミングに、まさに時代の寵児となったエディ・ローソン・レプリカで名高いZ1000R1。
B-POWERコンプリートマシンのZ1000R1は、Z1と同じくφ76mmまでボアアップ(1.197ccへ拡大)まで選べる排気量で、逞しい中速域と伸びやかな高回転域とのコンビネーションも傾向的には同様だが、車体まわりの設定の違いと相まってリーンの開始段階に軽快さを伴うフットワークに促され、スロットルを早めに開けるライディングへと誘われる。

こうしたシーンではシッティングポイントをやや後ろ気味にするだけで、曲がりはじめのシャープさや、開けていったときのトラクションが路面に食い込む快感で、乗れば乗るほどその醍醐味にハマっていく……完成度の高さは、大量生産されるバイクをデリケートさで遥かに凌ぐ、まさに贅沢なひとときとしか表現できない。
まさに抑制心が求められる領域へ、瞬く間に連れていかれる世界が待っているのだ。

ローソンレプリカもJB-POWERコンプリートマシンと、その構成しているパーツ類を購入できる。
Z1000PR1に関してはコチラをチェック!

▶︎▶︎▶︎ BITO R&D

YouTube「RIDE HI No.10」で動画をご覧になれます。

00:01:47 に収録(BITO R&D Z1 & Z1000R1)