トライデント660で導入されたトライアンフの660ccエンジン
2020年10月末に発表され、2021年の初頭に発売されたトライデント660。その発表時に開発者が強調していたのが、ローダウントルクだ。
ローダウントルクは、トルクを低くすることではなく広範囲で最大トルクに近いトルクを発揮することであり、トライデント660はそのほとんどの回転域で最大トルク(64Nm)の90%以上が出ているため、優れたレスポンスと加速感を得られるのだ。
そんな、ローダウントルクが魅力の660ccエンジンを搭載したアドベンチャーモデルが、タイガースポーツ660だ。
ここ数カ月のうちに、オフロードバイクの本格的な開発を宣言(参考:トライアンフがモトクロス&エンデューロバイクの世界に参入!)するなど、これから発売されるオフロードバイクの完成度が楽しみなトライアンフ。
まずは、タイガースポーツ660のミドルアドベンチャーというカテゴリで、週末のツーリングや長距離ツーリング、日々の通勤まで、日常から親しみやすいマシンを出してきた。
以下、プレスリリースより一部抜粋。
新型Tiger Sport 660は、トライアンフが誇る3気筒エンジンのアドバンテージを、ミドルウェイトアドベンチャースポーツのカテゴリーにもたらすために誕生しました。
クラス最高のパワーとスペックを備えた660ccのトリプルエンジンを搭載し、長距離ツーリングを可能にする、クラスをリードする新たなスタンダードとなります。
昨年発売され、世界的に高い評価を得たトライデント660と同様に、新型Tiger Sport 660は、性能、仕様、所有コストの面でまったく新しいベンチマークとして設計されています。
ミドルウェイトのアドベンチャースポーツのカテゴリーに大きな進化をもたらすTiger Sport 660は、あらゆるライディングにおいて最大限の多様性を求めるライダーに新たなファーストチョイスを提供します。
通勤、日常生活、ロングツーリングなど、まったく新しい世代のライダーをトライアンフブランドに引き込むために必要となる機能、パフォーマンス、ハンドリング、スタイルを兼ね備えています。
- 3気筒エンジンがもつパフォーマンスの優位性
- ハンドリングにおける新たなベンチマークを打ち立てる設計
- 長距離ツーリング性能
- 最大限の安全性と制御を可能にするクラス最高峰のテクノロジー
- ダイナミックな新型Tiger Sport 660のキャラクターと独特のスタイル
- カテゴリー全体で最も低い所有コスト
詳しくは、トライアンフ公式HPの「Tiger Sport 660」のページをチェック!
New Tiger Sport 660
SPEC
- 総排気量
- 660cc
- ボア×ストローク
- 74.04×51.1mm
- 圧縮比
- 11.95対1
- 最高出力
- 81ps/10,250rpm
- 最大トルク
- 64Nm/6,250rpm
- 変速機
- 6速
- フレーム
- チューブラースチール
- 車両重量
- 206kg
- キャスター/トレール
- 23.1°/97.1mm
- サスペンション
- F=テレスコピックφ41mm倒立
R=スイングアーム+モノショック - ブレーキ
- F=φ310mmダブル R=φ255mm
- タイヤサイズ
- F=120/70ZR17 R=180/55ZR17
- 全長/全幅/全高
- 2,071/834/1,315-1,398mm
- 軸間距離
- 1,418mm
- シート高
- 835mm
- 燃料タンク容量
- 17.2L