英国流トラディショナルツインをThruxtonパフォーマンスと最新電子制御にスープアップ!
最もスポーティなモダンクラシック、Speed Twinはいまの世代となった2019年以来、最近リリースされた400cc系がl加わるまで、トライアンフのベストセラーとして20,000台を売り上げた看板モデル。
そのSpeed Twinの2025年モデルの発売が開始された。
これまでと大きく違うのは、バーチカル(直立)ツインのパフォーマンス。吸気から排気まですべて見直され、ユーロ5規制に合致させながら105PS/7,750rpmとやや高回転化して、以前のThruxtonと同レベルにパワーアップされた。因みにレッドゾーンも8,000rpmに引き上げられている。
外観上も燃料タンクの形状がよりフィット感を高めて修正され、シート形状から刷新された。
ライディングポジションも、スタンダードのSpeed Twinよりハンドル位置で16.2mm低く、ステップ位置も40mmバックしたRSを意識した設定(スタンダードモデルも2025で17.8mm高く13.4mm前歩へ移動している)。
走りに関してのパフォーマンス装備も大きく刷新され、モダンクラシックでは考慮されなかったクイックシフターがRSにのみ装備された。
バーチカルツインの270°位相で、2気筒の爆発間隔を広めたパルシブに路面を掴むトラクション効果の明確さは、コーナー立ち上がり加速の醍醐味を長い区間でシフトアップしながら、連続して維持できるポテンシャルを期待できる。
フロントフォークは伸び側と圧縮側の減衰力がフルアジャスタブル、リヤサスもオーリンズ製はフルアジャスタブルとなっている。
ブレーキもブレンボ製のスーパースポーツ用のStyemasが装着された。
軽量化を意識したホイールデザインへ変更され、路面追従性の向上など腕に覚えのあるライダーには気をそそられる仕様だらけ。
カフェレーサーの代名詞のようにいわれたスラクストンに替わるモデルとして、Speed Twin RSが最高峰に位置する仕様となったのだ。
電子制御も大幅にアップデートされ、ライディングモードはRSだとロードとレインにスポーツを加えた3モード。
トラクションコントロールに加え、コーナエリングABSをはじめより緻密な対応を組み込まれ、ライダーへの安心度合いを高めている。
スタンダードのSPEED TWINも燃料タンク形状をはじめ、コンパクトになったマフラーなどRSと共有化しているが、カラーリングはよりジェントルでクラシカルな雰囲気を漂わせるコーディネイトだ。
SPEC
- フレーム
- 鋼管クレードル
- 車両重量
- 216kg
- タイヤサイズ
- F=120/70 R17 R=160/60 R17
- 全長/全幅/全高
- 2,073/792/1,127mm
- 燃料タンク容量
- 14L
- 価格
- 222万9千円~(税込み)