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R&Dの繰り返しで高い安全性を実現させたダイネーゼのD-air【DAINESE Topics.002】

ライダーにもエアバッグという安全性を……

オートバイをもっと安全な乗り物に。そんな考えから作られたライダーのためのエアバッグ

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車用のエアバッグは1950年代にはアメリカで特許が登録され、1973年には市販車で実用化された。
それから20年後の1994年、ダイネーゼの創業者であるリノ・ダイネーゼはオートバイの安全性を向上させるためにライダー用のエアバッグが必要と考え、開発を始めた。

以前からあった車用のエアバッグは、車が何か他のものに“ぶつかった時”に作動する装置で、ドライバーが車内のハンドルなどにぶつからないようにするためのシステムだった。ライダーなら想像がつくと思うが、オートバイ用のエアバッグは“何か衝撃を受けた後”に作動していたのでは遅いのだ。

終わることのないR&Dによって開発された“予測するエアバッグ”

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オートバイ用のエアバッグは、“衝撃を受ける前”にプロテクションを作動させ、自分の運転する車両だけでなく、予測不可能な外部の衝撃からライダーを保護する必要がある。

そこでダイネーゼは衝突時のさまざまな挙動を認識し、システム全体が必要なタイミングで作動させることができるアルゴリズムと制御ユニット、ライダーの身体をシールドのように包み込み保護する3次元エアバッグの開発を始めた。

そして、センサー、ジャイロスコープ、加速度計、毎秒1,000回データを分析する電子制御ユニットを作り上げた。
現在では200万km以上ものデータに基づきアルゴリズムが開発されており、日々R&Dが行われている。

また、ダイネーゼの製品開発の柱の1つに人間工学があり、本当に必要なタイミングまでプロテクターを装備しているということに気がつかないのが理想。D-airも人間工学に基づき、軽く、違和感のない製品となっている。

ただ膨らむだけのエアバッグではない

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D-airの心臓部であるエアバッグ本体には、ダイネーゼの研究開発チームが開発したマイクロフィラメント技術という特許技術が使われている。
この技術は、エアバッグ内の空気の移動を防ぐことで、エアバッグの変形を防ぎ、エアバッグ表面全体に均一な圧力を維持するのだ。

均一に圧力が制御されているD-airのエアバッグは、効果的にエネルギーを吸収することができ、従来型のバックプロテクター7個分もの衝撃力を吸収することができる。

D-airをもっと気軽に

D-airの技術を凝縮した安全で軽量、汎用性の高い「スマートジャケット」はどんな服装にも合わせやすく、バイクでのちょっとした外出やツーリングにも使いやすく、安全性を高めてくれる。

数十年にわたるダイネーゼの研究成果を気軽に試してみてはいかがだろうか。

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SMART JACKET

10万8,900円(税込)

【ダイネーゼ公式】 エアバッグベスト | スマートジャケット

DAINESE
1972年にイタリアで設立された、モーターサイクルウエアブランド。数多くの有名ライダーにレーシングスーツを供給する。世界で初めて、バイク用のプロテクターを開発したことでも有名。デザイン性と安全性は、"From Head To Toe(頭からつま先まで)"のコンセプトでプロデュースし続けている。
またアクティブにスポーツを楽しむユーザーに向け、スキーコレクション、MTBマウンテンバイクコレクション、乗馬コレクションも展開する。

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ダイネーゼ スマートジャケットを作動させてみた|DAINESE SMART JACKET|RIDE HI

協力/ ユーロギア ダイネーゼ&AGVジャパン