クラシカル且つエレガントな華やかさは、英国ルーツならではの気品を漂わせる!

INT650、GT650、そしてSUPER METEOR650にSHOTGUN650、そしてBEAR650と5モデルが展開されていたロイヤルエンフィールドの空冷並列ツインに、新たにCLASSIC650が加わり9月1日から受注が開始されることになった。
このバイクはその名の通り、ミッドセンチュリー(1950年代)を意識させるような丸みを帯びた柔らかいラインに、明るいトーンの豊かさを表現する感性に包まれた懐かしくも新しさに満ち溢れた、ロイヤルエンフィールドならではのカテゴリー創出だ。


ベースとなっているのは、SUPER METEOR650とSHOTGUN650のループフレームと呼ばれる、ややクルーザー的に車体後半が低くなった構成。
源流となったINT650とGT650の、ビンテージスポーツとしてカフェレーサーに通じる伝統のフレームワークに比べ、よりタウンユースでのバランスに重きを置いている違いがある。
但しこのフレームも、マン島T.T.レースに代表されるコーナーで見事なパフォーマンスを発揮することで知られる英国ハリスパフォーマンスの設計。
SUPER METEOR650もSHOTGUN650も、ツーリングやタウンユースでのハンドリングに、バランスが良く馴染みやすさを与え既に定評のあるシャシーだ。
これにCLASSICは、フロント19インチ、リヤ18インチの組み合わせとして、先行2モデルとも異なる設定となっている。


SOHCで気筒あたり4バルブの並列2気筒は、78mmのボア径で67.8mmのストロークで648cc。
スペックは47ps/7,250rpmに5.33kgm/5,650rpmと中庸をいく表示だが、270°のクランク位相で不等間隔の爆発によるパルシブに後輪が路面を蹴る、グリップ感の強い走りが特徴だ。
このためバランサーが駆動されているが、このマスを含め回転が高くなってもバイブレーションが増大せず意外な伸びで、高速道路でのクルージングも快適さが保たれる。


発表では4つの車体カラーが用意されていて、Vallam Red(ヴァラム・レッド)とBruntingthorpe Blue(ブランティングソープ‧ブルー)が94万9,300円(税込)。
またTeal(ティール)はが96万9,100円(税込)で、Black Chrome(ブラック‧クローム)は99万8,800円(税込)とそれぞれに価格設定されている。


またタンデムシートが標準装備されるものの、そのベースとなるサブフレームごと取り外せて、クラシカルでシンプルな佇まいが楽しめるのもロイヤルエンフィールドならではのコンセプトだ。
まずはその美しいカラーとグラフィックに、走り出すとすぐ馴染めて楽しめるキャラクターなど、実車に直接触れて心をときめかすのを何よりお奨めしたい!
SPEC
- Specifications
- ROYAL ENFIELD CLASIC 650
- エンジン
- 空冷4ストロークOHC4バルブ2気筒
- 総排気量
- 648cc
- ボア×ストローク
- 78×67.8mm
- 圧縮比
- 9.5対1
- 最高出力
- 47ps/7,250rpm
- 最大トルク
- 5.33kgm/5,650rpm
- 変速機
- 6速
- フレーム
- スチール鋼管ダブルクレードル
- 車両重量
- 243kg(90%燃料搭載時)
- サスペンション
- F=テレスコピック倒立
R=スイングアーム+2本サス - タイヤサイズ
- F=100/90-19 R=140/70R18
- 全長/全幅/全高
- 2,318/892/1,137mm
- シート高
- 800mm
- 軸間距離
- 1,475mm
- 燃料タンク容量
- 14.8L
- 価格
- 94万9,300円~99万8,800円