バイク用語辞典

ニューマチックバルブ にゅーまちっくばるぶ Pneumatic Valve

MotoGPの装備。エンジンの吸排気バルブを閉じるために、金属スプリングではなく圧縮空気を使うシステム。金属スプリングは固有の回転数で共振したり、超高回転で追従できずにバルブジャンプやサージングを起こし、その対策としてスプリングを強化すると駆動ロスが大きくなってしまう。そこでバルブ開閉の正確性や駆動ロスを減らすために採用された機構。ちなみに四輪レースのF1では’86年にルノーが初採用し、MotoGPマシンは’08年頃から各チームが採用。唯一ドゥカティだけは、同社の市販車と同じデスモドローミック機構を装備する

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