ビモータ×カワサキの最新モデルが予約を開始!
Tesi H2 road test. First episode
国内総輸入発売元となるモトコルセが2020年11月16日(月)からTESI H2の予約注文を開始。
国内への導入時期は2021年1月と予定されている(2020年11月16日現在)。
2019年末、イタリアのミラノショーで発表された川崎重工業のビモータへの資本参加から1年強の時間を経て、ついにTESI H2の日本国内での予約注文が始まった。
カワサキのNinja H2に搭載されているスーパーチャージドエンジンとビモータの熟成されたハブセンターステアリング機構を融合した革新的なマシンだ。

TESI H2に搭載されているカワサキのスーパーチャージドエンジン

ビモータが長年熟成させたハブセンターステアリング機構。やはりメインフレームやフロントフォークが見当たらないバイクは不思議な印象を受ける
TESI H2のモデルコンセプト

一般的なオートバイとは一線を画す、素晴らしいライディングを経験させてくれる。
H2の強力なエンジンは、アルミニウム削り出しのフロントとリヤのスイングアームに載せられ、強靭かつ軽量なカーボンファイバー製のボディワークと合わさることで美しいフォルムを創出。
そして、ハブセンターステアリングの特性を活かしたシャシーは、非常に短い制動距離と強力なトラクション特性をもたらし、スーパーチャージドエンジンの強烈な加速に対応する。ビモータとカワサキの技術が合わさることで、その技術をより安心して楽しめることができる1台となっているのだ。
866万8,000円! 242ps!
車体の価格は866万8,000円となっており、「高すぎる」という声も聞こえてきそうだ。しかし、TESI H2は、そのシャシーのほとんどがアルミ削り出し、ボディーワークはカーボンファイバー、アルミニウム鍛造のホイール、熟練の職人によるペイント、すべてのネジや小さなパーツまでこだわり抜かれた、“芸術作品”とも言えるバイクだ。
そう考えると、ただ高いだけのバイクではないのがよくわかる。
そして、エンジンは通常時231ps、ラムエア加圧時に242 psを発揮。
こだわり抜かれた車体に相応しいエンジンが搭載されている。

アルミニウム削り出しのフロントスイングアーム。実車を見る機会があったら裏側をチェックしてみていただきたい

アルミニウム削り出しのリヤスイングアーム

カーボン製のボディワークと高級感のあるマット塗装が目をひく
ビモータTESIの歴史
ビモータの現社長で当時のテクニカルディレクター、ピエルルイジ・マルコーニ氏が学生時代に制作した論文のカワサキGPZ550の並列4気筒エンジンをベースにデザインしたハブセンターステアリングシステムがテージの原点となっている。
1990年のケルンショーでハブセンターステアリングシステムを備えるシャシーにドゥカティの851の水冷Lツインエンジンを搭載したビモータ初の市販モデルTESI 1Dを発表。それ以来、2007年にTESI 3D、2012年にTESI 3D Nakedと30年以上にわたりハブセンターステアリングモデルを開発している。
そして、2019年のミラノショーで発表されたのが今回のTESI H2であり、ビモータとカワサキのコラボレーションは世界中に衝撃を与えた。
bimota
1966年にイタリアで、ヴァレリオ・ビアンキ(BI)、ジュゼッペ・モーリ(MO)、マッシモ・タンブリーニ(TA)の3⼈により設⽴された油圧空調機器を製作する会社「BIMOTA(ビモータ)」として創設。タンブリーニの趣味のオートバイへの情熱から製作されたHB1をきっかけに本業とは別にオートバイとの関わりを⼀層深め、数々のレースにおいて好成績を残したことからビモータは⾼性能なフレームビルダーとして認められた。

SPEC
- Specifications
- bimota TESI H2
- エンジン
- Kawasaki製 水冷4ストロークDOHC16バルブ並列4気筒 スーパーチャージド
- 総排気量
- 998cc
- ボア×ストローク
- 76.0×55.0mm
- 圧縮比
- 8.5対1
- 最高出力
- 170kW 231ps/11,500rpm
178kW 242ps/11,5000rpm(ラムエア加圧時) - 最大トルク
- 141Nm 14.4kg・m/11,000rpm
- 変速機
- 6速リターン
- フレーム
- CNC アルミニウムフロント
- 乾燥重量
- 207kg
- キャスター/トレール
- 21.3°/117mm
- サスペンション
- F= CNC アルミニウム+カーボンファイバーエアロスペーステクノロジー結合スイングアーム
OHLINS 製 TTX フルアジャスタブルショックアブソーバー 油圧リモートプリロードアジャスタ
R= CNC アルミニウムスイングアーム
OHLINS 製 TTX フルアジャスタブルショックアブソーバー 油圧リモートプリロードアジャスタ - ブレーキ
- F=φ330mmダブル R=φ220mm
- タイヤサイズ
- F=120/70ZR17 R=200/55ZR17
- 全長/全幅/全高
- 2,074/770/1,155mm
- 軸間距離
- 1455mm
- シート高
- 840mm(アジャスタブル±10mm)
- 燃料タンク容量
- 17L
- 価格
- 866万8,000円
予約、各種お問い合わせは日本輸入販売元のMOTO CORSEまで。