サムブレーキ さむぶれーき Thumb Brake / Hand Rear Brake
MotoGPで主流の機構。’90年代にWGP500で戦うミック・ドゥーハン選手が、大ケガにより右足でのリヤブレーキ操作が困難になったため開発されたのが、左手の親指で操作する“サムブレーキ”。現在は多くのMotoGPライダーが左手でリヤブレーキを操作しており、最近はクラッチレバーの位置に装備するライダーもいる。コーナー進入前にイン側の足を出しているときはもちろん、フルバンク中も車体姿勢をコントロールすることが可能。足よりも手の方が繊細な操作ができるメリットもある